社員インタビュー
採用面接で「大きな仕事ができそうだ」と直感し、入社を決意。直感した通り、新人のころから今に至るまでずっと、スケールの大きな仕事を任せてもらってます。若手時代に任されたのは、鋼材の調達・販売。商社や鉄鋼メーカーといった超一流の大企業と渡り合い、金額で言うと何十億、何百億円単位の取引をまとめる手応えにシビレまくりでした。
産業エネルギー課に異動してからは、潤滑油やガソリン、軽油など、石油製品全般を担当。世界のオイルメジャーや国内の大手石油会社から直接商品を買い付け、世界の海運会社に供給します。ヨーロッパなど、海外の寄港先からの依頼には、石油会社の現地事務所を動かして対応。こうした業務のほぼすべてを、今治の自分のデスクから差配しています。
商談は建造計画段階、おおむね進水の3年前からスタート。あわてず騒がず、顧客との信頼関係を深めながら、じっくりと時間をかけて契約内容をまとめていくプロセスが、心地いいですね。外航船の動きから世界経済の動向が読めるのも、この仕事の面白さ。ここ数年、盛り上がっているのはアフリカや東欧ですね。たぶん東京にいるより今治から見る方が、世界の動きを正確に把握できると思いますよ。
檜垣産業は少数精鋭の会社。大企業であれば、経理は誰々、総務はこの人というように細かく担当分けされるのが一般的なようですが、当社では1人2役、3役のマルチタスクが当たり前です。経理・総務部門は特にそうで、私も損益計算書の作成や賃借対照表の管理といった経理業務をメインに、資金調達などの財務業務、保有船の収支管理や契約書の確認、不動産売買業務、太陽光発電の管理、社員の給与計算や福利厚生、リクルーティング全般などなど、幅広いタスクを担当しています。
最近まで受け持っていた伝票作成などの経理実務はやっと若手に引き継ぎましたが、その分、社内のシステムまわりといったIT関連業務が忙しくなっていて。管理部門だからデスクワーク、というわけでもなく、財務関連で銀行などの金融関係者、採⽤で高校や⼤学などの学校関係者、IT関連で今治造船の情報システム部門というように、外部の方と会う機会も多い。
こう言うと、えらく大変そうだと思われるかもしれませんが、毎年のように「できること」が増え、視野の広がりが実感できます。おかげで今ではPLやBSも読めるし、不動産や学生の就活事情、IT技術などの動向もわかる。ひとつの領域をとことん深く…もいいんでしょうが、私には当社のスタイルが性に合っているし、何倍もおもしろいですね。